Complete text -- "だんしけっしょう"
08 July
だんしけっしょう
今更ながらウインブルドンの男子決勝、
フェデラーvsロディックをプレイバック。フェデラーの冷静さ、ピート・サンプラスを彷彿とさせる。もっともサンプラスのように、いちいち舌をぺろっと出さないけどね。一方自分は「いちいち」舌を出してテニスをしてみるとと、その意味が掴めた。ふーっと息を吐くより、数倍自然に息を抜き、リラックスできる。腹の底から息を吐けるのだった。フェデラーにその手の目だったくせはないようだが、冷静さはサンプラスにも劣らない。ミスした後の切り替えの早さ、これも見ていて完璧。何より素晴らしいのはその柔らかさだと思う。いちかばちかのぎりぎりでも非常に柔らかい。柔らかく、淡々と自然でしかも強い。
先日ふーぅ、と声とともに息を吐きながらストロークしていたら、Kt郎君からクレーム。
「寝ている時に耳元に飛んでくる蚊の音みたい、止めて下さい。」だって。止めるよ。今度は福原さんのように「タァー」で行きますからね。でも反対のコートまで聞こえるほど大きな声だったのかな?
昨晩からニュースはロンドンの同時多発テロ。オリンピック招致決定、サミットへ照準を合わせたか。地下鉄と聞いて頭をよぎるのは地下鉄サリン事件。
丸ノ内線(荻窪発)
荻窪発丸ノ内線は広瀬健一と北村浩一が担当した。広瀬は列車番号 A777 の第3車両に乗車し、御茶ノ水駅でサリンを散布した。列車は運行を継続し、荻窪駅で新しい乗客が乗り込んだ。新高円寺駅で運行が停止されるまで彼らはサリンの影響を受けることとなった。同線では一人が死亡し、358名が重傷を負った。
丸ノ内線(池袋発)
池袋発丸ノ内線は横山真人と外崎清隆の担当であった。横山は列車番号 B801 の第5車両に新宿から7:39に乗り込んだ。彼は四ツ谷駅でサリンを散布した。横山はパックに一つの穴を開けた。列車は8:30に目的地に到着し、B901 として折り返し池袋に出発した。本郷三丁目駅で駅員がサリンのパックをモップで掃除し、B901として池袋へ再び戻った。列車は新宿に向け運行を継続した。列車はサリン散布の1時間40分後、9:27に国会議事堂前駅で運行停止された。横山は1999年に死刑が宣告され、外崎は無期懲役が宣告された。
ウィキペディア(Wikipedia)より引用
事件は1995年3月20日、月曜日。今も昔も下車は丸ノ内線四谷三丁目、危なかった。記憶はこうだ。駅から徒歩二分、新宿通りから50mの店舗で仕事をしながらサイレンの音にいつもと違う雰囲気を感じた。警察、消防署がすぐ近くなのでサイレンには日常的に慣れている。が、総動員の雰囲気だった。そのうち来客から大変な事件らしいと聞き、ラジオで情報を得たと思う。早めに帰宅するも地下鉄は不通、新宿まで歩いた。多くの人が歩いていたような記憶がある。異様な雰囲気がそこかしこに有ったと思う。なぜか新宿駅近くでそば屋に入った。お銚子を一本ともりそばを注文、それを流し込んで少し落ち着いたのだと思う。おれらしい、といえばそうだが、謎の行動だな、これは。こうして調べてみれば、当時は紙一重で難を逃れたのかもしれない。以来、地下鉄の扉には「不審者、不審物を見かけたら係員に知らせよ」の旨のステッカーがはられている。なにげ無く見るたびに連想するのはやはり事件のことだ。
もし、今テロやその手の事件に遭遇したら?
じたばたしても始まらない。日常の過密な状況下、どうにもならない事だけは厳然とした現実だ。明日の好天と楽しいテニスをお恵み下さい。合掌。
07:25:26 |
14capo14 |
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