Archive for 08 September 2005

08 September

剛腕です


生まれ育った街は普通の住宅、商店としもた屋と三業と黒塀などが混在する濃密な空間だった。豆腐屋、布団屋、銭湯、目がね屋、パン屋、魚屋、八百屋、人の暮らしと商いが同じ背格好でいられた時代だ。

横丁にはそれぞれ名前がある。これがまたいろいろあって面白い。江戸時代のお屋敷やら商売にちなんだものやら。うちは昔で云う○○丁からちょこっとお城へ向かった一本目を曲がってちょいといって、小唄のおっしょさんちの角を入った奥。その路地の石畳は、終戦間際の空襲で焼けたお屋敷から誰かが大八車で曳いてきた石。風呂屋へ行くと小さい時は女湯。そこへこれからお座敷へ上がる芸者連。ワカメなどをおいらの目の前になびかせて・・・・・。などという所をねぐらにして大きくなりました。


今朝は電車トラブル。一時のパニック症候群からはかなりの自信復活の今日この頃、それでも一抹の不安がよぎると、専守防衛の知恵でターミナルのAで下車。いつもの後続始発の列に並ぶ。しかし見事にそれは運休、そこで他路線に素早くジャガーチェンジ。ところが、電車男の聖地を目指すも触車事故でそれも遅延。うー、こういう連鎖はあるんだ。マー、仕方がない。


生まれ育ったその街の一角で気になる看板。「あ・あらーマ」、で剛腕と来た。芸かい?それとも「カルマ」か?それとも「パーマ」屋の看板かよ?よくみりゃ篝火の下の壺。竜の造作が気になる。変なコンビだ。へんな一日だった。面白い界隈だ。もっと探検して・・・。




22:18:05 | 14capo14 | | TrackBacks