Complete text -- "Art Theater 本番その2/本命だ"

09 October

Art Theater 本番その2/本命だ


さて「彩の国ワールドミュージック・フェス〜ジプシーの季節〜 time of Gypsies」二日目です。
昨夜から雨。外は曇天、朝の外回り、階段昇りを終え、気になる天気。
やはりテニスは出来ません。レッスンも中止。
管理組合から頼まれた○○のポスターを仕上げる。そのまま事務所で打ち合わせと言われるも、「ふけます。」。だって録音しなきゃ。Bessyさんへの納期は明日。別に仕事ではないから納期ってのはへんか?
完成。4時間も掛かりました。それでもこんな物ですが、ひとまず安堵もつかの間、ステージが始まります。行くぞー。



3:00 pm。マハラ・ライ・バンダ。
予定では野外の無料ライブのバンド。天候の関係で小ホールに移動したのを知らなかった。
途中から聴きました。私もカミサンもすぐにのりのりに乗りました。
うあー、いいですね。すごい迫力です。


やがてダンサー乱入です。もうみんな、のりのり。
手拍子、足ふみだけではなく踊りたいですね。
楽しいです。イェー!


同胞ジャンゴラインハルト研究会・大ホールロビーで。
元気がないぞ!もっとスウィングしなきゃ。ジャンゴが悲しむでしょ。


二度の休憩時間は、外の空気が気持ちいい。


いよいよ4:00 pm。大ホールで「time of Gypsies Special」の始まり。
以下ステージは撮影禁止の為残念ながら画像無し
最下部のURLでご参照下さい



ローナ・ハートナー/DJクリック
暗転後後方から黒マントをかぶってなぜかワインの瓶数本が入ったレジ袋を肩にぶら下げて登場のローナ・ハートナー。通路を通ってステージへ。DJクリックのエレクトロビートにバイオリン、アコーディオン、ギターのアコースティック楽器が絡む。ローナ・ハートナーの強烈で情熱的なボーカルです。クラブ・ミュージックのジプシー味とでも言う感じ。
最後にマハラ・ライ・バンダが登場して一気に盛り上がります。ジプシー音楽もいろいろありますなー。


ピエール・ブランシャール&ドラド・シュミットカルテット。

休憩10分後ステージのセットは一気にシンプルに。オー、いよいよ登場です。ドラド・シュミットがはじめからがんがん飛ばします。それにしても想像以上なのはピッキングのタッチの強さです。マカフェリギターを目一杯鳴らします。ギターってこう弾くんだって、あらためて目が醒めた。きゃー、なんとかっこいいんだ。もう、ミーハー丸出し。さらに盛り上がる3曲目の序盤で、ドラド・シュミットが3弦を切った。なぜ3弦かって?ドラド・シュミットが急いでジャケットの胸から替えの弦をとりだし、テールピースからそれを通した。ヘッドに巻き付けた位置をみて分かった。さらっとチューニング、続いている演奏に戻って事無きを得た。電光石火の技です。あれだけの強いピッキングなら弦も切るって。旅するジプシーは、ギターは一本しか持たないのか。サブの楽器なんて発想は無い。さっぱりしたものです。さて、ドラド・シュミット、この人バイオリンも弾く。ピエール・ブランシャールとバイオリンのデュオを2曲やってくれました。マヌーシュ・スウィングの数々に酔いしれた時間は、あっと言う間に過ぎてゆく。隣の同行者も気持ち良く揺れています。こうならなくっちゃ、スウィングしなければ、意味がない!最後は総立ちです。ブラボー!そしてアンコール。ラストはあれです。
ジャンゴのマイナースィング!あー、生きてて良かった。感動でした。


ファンファーレ・チォカリーア

ステージ始まりと同時に観客総立ち、どんどんお客がステージ前に向かって行きます。通路にも人で埋まる。みんな踊りまくりです。
でかくて、濃くて、音楽とったら何が残るの?っておじさん10数人が超絶技巧、超絶スピードで繰り広げるジプシーブラスバンド。ほんと強烈です。脳みそを貫通です。だんだん脳みそが柔らかくなって行く感じ。さらに盛り上がりに花を添えるのがジプシーダンサー。おまけにステージ前で踊る我が同胞ジプシーダンサーのお姉ちゃんも引っ張られて舞台で踊りまくります。オー、気持ちいい。アンコールはそれに
マハラ・ライ・バンダの面々が加わり、熱狂のステージが終わりました。ここまで3時間半以上、十二分に楽しみ浸った二日目でした。また、来年もやるだろうか?

これを読んだあなた、ぜひこの情熱とおしゃれ心、哀愁と力強さがあふれるジプシー、ロマ人の音楽を聴いてみて下さい。

http://plankton.co.jp
上記で各アーティストのサンプル音源が試聴可

22:44:03 | 14capo14 | | TrackBacks
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